新潟に雨戸がない理由

先日、お客様から「なぜ?」と質問されたこと。
「新潟の旅館や住宅にはなぜ『雨戸』がないのですか?」
・・・そうですね。よくよく考えてみるとないですね、雨戸。

私が学生時代住んでいた東京には確かに『雨戸』がありました。
見習い先の箱根の旅館にも『雨戸』がありました。
その頃は私自身、都会は何があるかわからない、
防犯のためだと勝手に思い込んでいましたが、
『雨戸』はその名の通り雨を避けるための物なんですよね。
早速、大工さんに電話をしてみましたら
「新潟は雨よりも雪。
雪が降る前には窓に雪囲いをするから雨戸自体必要ないのでは?」
との答えが返ってきました。

さらに調べてみましたら、
●そもそも新潟は大風や台風が少なく、その被害も少ない
●雪国では雨戸があっても着雪・凍結などで開けられなくなる
●雪が降る前に冬支度として雪囲いをする
●防犯意識の違い
●昔からなかったので、新しい住宅を建てる時にも取り付けるという意識にならない
●雪国はお日様が出る日や時間が短いので、少しでも外の明かりを感じていたい
●ご近所さんの目を気にして
などなど。
最後に書いた 「ご近所さんの目を気にして」は
雨戸を閉める時間、開ける時間でその家庭の動きがご近所さんに知られてしまうとか、
朝開ける時間が遅いとだらしがないと思われてしまうのではないかということ
なのだそうです。それだけご近所さんが近い存在なのですね。

なるほど。
調べてみて様々な理由はありますが、
もし我が家に雨戸がついていたら私は閉めるのだろうかと考えると、
きっと閉めないだろうなぁと。
理由としては面倒だから。

もしこれから新潟に雨戸が増えるとしたら、
自然にしても人との関わりにしても大きな環境の変化が起きた時。
今の平和で安心な環境に住めることに感謝しなければですね。